モハメッド・アドゥ(Mohammed Adow)

モハメッドは、ナイロビに拠点を置くジャーナリストであり、エチオピアやスーダン、ケニアの紛争を精力的に取材してきました。 彼は、2011年に南アフリカのダーバンで開催された気候変動に関する国際会議(COP17)にて、スポークスマンでした。

元大統領モハメド・ナシード(Former President Mohammed Nasheed)

2月に政治クーデターで失脚したモハメドは、2009年にモルディブで民主的に選出された最初の大統領でした。 彼は国連気候変動交渉(UN Climate Negotiations)のリーダーとなり、大気中のCO2濃度を350ppmへ安定化することを呼びかけ、地球の気温上昇を2℃未満に抑える法的拘束力のある条約を制定することを求めています。 地球の気温上昇を2℃未満に抑える努力をしなければ、モルディブは海面上昇によって海の底に沈んでしまいます。

バンダナ・シバ(Vandana Shiva)

バンダナは、世界中の平和と非暴力の強力なビジョンを広めたインドの物理学者であり、世界に名を馳せる活動家です。 また、自然保護だけでなく、人々が安全で清潔な食糧や飲料水へアクセスする権利や、尊厳のある仕事へ就く権利を守るために活動しています。 彼女は、食糧生産のローカルな生態系モデルの促進を目指しており、気候混乱が食糧やインフラのグローバルシステムを脅かす状況を浮き彫りにしています。

キャスパー・ター・クイル(Casper ter Kuile)

キャスパーは、イギリス青年気候変動連合(UK Youth Climate Coalition)の共同ディレクターであり、現在は共通の利害(Common Cause)のキャンペーン戦略家です。 彼は、特にコミュニケーション戦略に力を入れており、人々の意見や行動を変えるには、誰に・どのような話題提供が有効かを重視しています。

マリタ・マンリー(Marita Manley)

マリタは、2010年7月まで、SPCで太平洋農林政策ネットワーク(PAFPNet)を率いり、研究や農業戦略の太平洋青年(the Pacific Youth)の開発をマネジメントしていました。 彼女は現在、気候変動適応プログラムにおいて、ドイツの国際協力機関(GIZ)の技術顧問として活動しています。

ショーン・ウィーバー(Sean Weaver)

ショーン博士は、気候政策や炭素市場のプロジェクト設計や、教育コンサルタントを行うカーボンパートナーシップ有限会社(Carbon Partnership Ltd)の社長です。 彼は20年以上に渡り、環境政策やマネジメント分野の教育者としても活躍しています。 また、バヌアツの気候変動に関する国際交渉の交渉官も努め、現在、政策やビジネスリーダーのための気候変動と炭素市場の教育に力を注いでいます。

リッケン・パテル(Ricken Patel)

リッケンは、Avaaz.orgの共同創設者であり、エグゼクティブディレクターです。 彼は2009年に、ハフィントンポスト誌(Huffington Post)の「政治の動向を大きく変える人物(Ultimate Gamechanger in Politics)」や、ダボス世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーにも選出されています。 Avaazに設立に先立ち、彼はシエラ・レオネやアフガニスタンなどの紛争地域に住んでおり、国際危機グループ(International Crisis Group)、ロックフェラー財団、暫定正義のための国際センター(International Center for Transitional Justice)、およびレス・パブリカ(Res Publica)で働いていました。

ワエル・マイダン(Wael Hmaidan)

ワエルは社会起業家であり、独立活動家の同盟(IndyACT)の創設者です。 彼は、地域における気候変動政策(ポスト2012年)実現を目指して、アラブ気候キャンペーンを設立しました。 また、アラブ連盟を通じて強力な気候政策を推進するために「アラブの気候同盟」を設立しました。 キャンペーンはその後2年の間に、気候変動問題を政治課題へと押し上げ、国民の関心を高めるまで成長しました。 ワエルは13年間以上、アラブ世界における気候変動と環境キャンペーンで活躍しています。 現在、彼は気候アクションネットワーク(CAN)で温室効果ガス削減策グループの共同議長や、政治的協調ユニットのメンバーとして活躍しています。 また、アショカ・フェローやGAIAの運営委員会メンバーです。

ホルヘ・ロドリゲス・ヘラダ(Jorge Rodriguez-Gerada)

ホルヘは、ニューヨークのカルチャージャミング運動の創始者であり、国際的なアーバンアート界におけるイノベーターです。 90年代後半以降、彼は社会に広がる目に見えぬコントロールを疑問視するため、広告主である大企業や政府によって選択された特定の企業イメージや製品イメージを、アノニマスの顔に置き換えてきました。また、社会の常識(the collective memory)として守られて来たロールモデルや行事をも問題視しています。  ロドリゲスのユニークな目的意識は、ナオミ・クレインの著書『No Logo』でも述べられており、アノニマスの肖像画を用いた手法は、今日普及しているストリートアートの先駆けとなりました。また、彼の壮大な活動は、関連する社会問題への意識をもたらすために作り出されました。 彼の壮大な時間をかけた作業は、環境への悪影響を避け、現代美術への適合性に挑戦し、選ばれた材料から導きだされた象徴や概念、プロセスを集約させた完成された意見を越えたアイディアを可能にしました。

ロニー・ジュモー(Ronny Jumeau)

ロニーは、セーシェル共和国の政治家と外交官を努めており、2007年以降、国連と米国のセーシェルの常任委員にも就いています。 1998年から2007年まで、セーシェル政府で農林水産大臣、文化情報大臣、環境大臣、環境・天然資源大臣を歴任しました。

ジィー・ピン(Sze Ping)

ジィーは、現在生態学や起業家たちの学会で事務局長を努めています。 また、国連環境計画に在籍しており、1999年以降、中国でのグリーンピース設立をリードしてきました。 彼は中国環境連合会だけでなく、中国で最も古い環境NGO「 Friends of Nature」で活躍しています。

クミ・ナイドゥ(Kumi Naidoo)

クミは、グリーンピース・インターナショナルのエグゼクティブ・ディレクターであり、ここ数年グリーンピースと密接に協力してきました。 彼は南アフリカの解放闘争に関与し、アフリカ民族会議の合法化に向けて取り組みました。 また、アフリカのグリーンピースの活動開発に関わり、2008年に事務所を開設したグリーンピースアフリカの理事でもあります。

ロッド・オラム(Rod Oram)

ロッドは、ニュージーランドのジャーナリストで、企業の経済・政治問題について扱っています。 彼は、ヒクランギ財団や気候変動の草の根活動の開発、社会的責任投資協議会の理事でもあります。 また、オークランドの聖公会教区における気候変動のアクション・グループのメンバーです。

ルーベンス・ハリー・ボーン(Rubens Harry Born)

ルーベンス博士は、ブラジルの開発・環境・平和のための「Vitae Civillis Institute」エグゼクティブディレクターです。 彼は、熱心な気候活動家で環境保全と持続可能な開発を呼び掛けています。

リズ・トンプソン(Liz Thompson)

ヘンリエッタは、2012年にリオで開催された「持続可能な開発における国連会議」のエグゼクティブ・コーディネーターであり、新しく選出されたアシスタント事務局長のうちの一人です。 バルバドス出身のリズは、地域、国、国際レベルでの豊富な経験とリーダーシップや、持続可能な開発と環境問題への知識の広さを兼ね備えています。